ミネラル成分「亜鉛」の老化防止効果!

ヨガで健康作りする女性 老化防止
ヨガで健康作りする女性

人生100年時代をQOLを失わないで生き抜くための情報。ミネラル成分「亜鉛」の老化防止効果についてです。免疫細胞に関係する胸腺は、若い時は大きいが、加齢とともに小さくなっていきます。その委縮を「亜鉛」が防ぎます。人生100年時代を生きる人の必見情報です。

免疫システムをコントロールする胸腺。

体の免疫システムをコントロールする仕組みが胸腺にあります。

この胸腺の委縮は老化現象の原因とされます。


胸腺は、胸骨の裏側で心臓の上前部にあり、免疫細胞であるTリンパ球という白血球を作っています。

この胸腺は、若い時は大きいが、加齢とともに小さくなっていきます。

この委縮は、思春期を過ぎた頃より始まり、60歳になるころは非常に小さくなってしまいます。

この委縮に合わせて免疫システムが低下するので、老化現象の一つと考えられています。

胸腺の活動の低下は、免疫システムのT細胞が、外敵を見つける能力が弱くなってしまい、感染症にかかり易くなります。

T細胞の働きがないと、外敵を攻撃する細胞であるB細胞の抗体を作る能力が弱まってしまいます。

アメリカ国立老化研究所の免疫学者アドラー氏によると、例えばインフルエンザの死亡率は、70歳では10歳の35倍にもなると発表しています。

亜鉛の免疫力回復効果

この加齢による免疫の低下を亜鉛によって防ぐことができるとことが分かってきました。

亜鉛の免疫力回復効果についてです。


胸腺からは、T細胞の生成を促進する働きのチムリンというホルモンが出されます。

イタリア国立老化研究所のN・ファブリス氏の発表が以下です。

N・ファブリス氏によれば亜鉛の毎日投与により、生理活性の高いチムリンとT細胞を大量に生産しはじめたといいます。

亜鉛が眠っていた胸腺を生き返らせた。つまり、胸腺は、加齢により消失するわけでなく、活発でなくなり委縮するだけだとN・ファブリスは見解を述べています。

つまり不足した亜鉛を補給することで、免疫力が回復し、若い時と同じ様に胸腺の働きが効率よくなったという結果であると述べています。

これに関連し、ウエイン州立大学医学部のA・プラサド教授の調査によると50歳以上の健常なアメリカ人のうち3人に一人は亜鉛の軽い欠乏にかかっている。

これは血液検査ではわからないため、亜鉛不足が原因で2000万人以上のアメリカ人が知らないうちに感染や老化による危険にさらされているといいます。

多くのひとが、亜鉛の老化防止効果を知らないために陥る必要のない害を体に及ぼしていると述べています。

また、フランスの研究では、超高齢者でも免疫力が回復可能であることを発見。

73歳から106歳の被験者に一日20mgの亜鉛を与えたところ、2~3ヶ月のうちにチムリンの活性が50%も向上したという。

さらに亜鉛は、正常な免疫機能のために必須となるガンマインターフェロンの生成を促進しすることも分かっています。

また亜鉛の欠乏は活性酸素の活動を活発にし、老化による視力の低下、生殖能力の低下、癌、脳障害の要因になることが明らかになっている。

亜鉛の摂取量。

亜鉛の必要摂取量はどのくらいでしょうか?


亜鉛の摂取量は免疫機能を向上させるためであれば15~30mgで十分とされています。

食事からでは貝類、とくにカキに亜鉛が多く含まれます。またシリアルやナッツにも多く含まれています。

デザイナーズフーズのニンニクに含まれる「亜鉛」の成分はニンニク100gに中に生ニンニクで、1.16mg含みます。

まとめ。

今回は「ミネラル成分「亜鉛」の老化防止効果!」というテーマでお送りしました。

人生百年時代をQOLを失わないで生き抜くための情報で亜鉛の老化防止効果についてでした。

亜鉛は日常の食生活で偏食なく摂ることで一定量は摂取できますが、亜鉛が比較的豊富に含まれる食品を意識することで必要量が不足なく摂れ老化防止のために有効に働いてくれます。

是非日々の生活習慣に取り入れて人生100年時代を有意義に生き抜く戦略に組み入れてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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